昨日から、15年ほど前にフジテレビ系で放送されていた『風のガーデン』というドラマを観ていた。
40代中盤の麻酔科医が突然悪性腫瘍に侵されて、苦悩しながら家族と仲直りしつつ最期を迎えるというあらすじ。
放送された当時はあらすじを知らず、不貞を働いて家族を捨てた医者が家族愛を取り戻す話だと決めつけて、ほとんど観ていない。
主演の中井貴一さんは、好きな俳優だ。学生の頃、『ふぞろいの林檎たち』は毎回欠かさず観ていたし、『華麗なる一族』や『short cut』も好きな番組。『サラメシ』も割と好きで、彼のナレーションも凄くいい。歳は自分より3つ下なので、弟の同学年か。
その中井さんが、麻酔科医を演じるこのドラマ。第一回より、「え!」という感じだった。
良くある医療系のドラマは、誇張が多いのか、スーパードクターに主軸が置かれているという印象だったから、「それはないでしょ」というツッコミをしたくなるような話が多く、現実とのギャップを感じていたのも事実で、医療系のドラマはあまり興味がなかった。
しかし、このドラマは、他人事ではない。同じ麻酔科医。もちろん、私には、家庭不和はない。
放送されていた当時は、自分は50歳だったことになる。近い年齢。
まあ、観ていたとしても、何かできることがあったとかではないのだが。
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