大腸カメラ検査の日〜その3

2024年2月3日 17時30分頃

「どうしよう」

そればかり考えつつ病院を出ようとして、妻に検査終了を告げていないことに気づき、スマホを開くと、LINEメッセージで、「駐車場で待ってます」と。

元より、結果を隠すことはできません。そんな演技力など無いし、何をするにしても協力してもらわないといけません。ただ、どういう風に話すかです。

頭ははっきりしていました。

鎮静剤を使っているので、運転を代わることはできません。必然的に助手席へ。

「で、どうやった?」

…….. 「結果は、腫瘍があった。たぶん癌…..」

小さなため息。そして数秒の無言。

「じゃあ、手術やね。」

「そうやね。」

帰り道で、色々なことを話しました。たぶん。これからのこと。子供達のこと。喫煙を止めること。他にも、じっくり、早急に決めないといけないことが沢山あります。

ただ、決まっているのは、手術を受けること。それは、今日検査をしてくれた外科医が、「手術は可能だと思います。」と言ってくれたことも大きい。いやそうでなくても、腸閉塞という合併症を考えると、いずれにしろ手術なのです。

話は弾みません。弾むわけがない。妻の運転が少しふらつく感じがします。必死に堪えてくれてるからなのは分かっています。

家に着いてからは、あまり記憶がありません。適当に返事を返していたのでしょう。

とにかく、手術を受けること。それだけは確実です。

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