わずか一週間

2024年2月10日(土)

腫瘍が判明して、まだわずか一週間しか経ってない。

その間、色々なことを考え、恐れ慄いている。

自分自身、命が消えること自体はそれほど怖くはない。そういう考え方に慣れていると思う。

むしろ、ここまでよく生きて来れたとも思う。

人はいつかは死ぬ。自然の一部なのだから。比較してはいけないのだろうが、交通事故や災害で亡くなる人そして家族のことを考えれば、少しはマシだとも思う。

死が怖いのは何故か。

心臓が止まる。当然脳に血液が流れなくなり、脳の機能も停止する。すなわち思考機能も完全に無くなる。悲しみも楽しみも当然消える。

ただそれだけのこと。亡くなることによって、その人にとっては宇宙が消滅するだけ。それを認識することはできないが。

でも、残された者はそうではない。多大な影響がある。

それが気がかりなのだ。心配なのだ。それが、今、怖いのだ。

できたら、その影響、特に悪い影響を極力少なくしたい。

そのためには、もう少し時間が欲しい。まだ準備ができていない。

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