相当古い話です。
小学校を卒業した春休みだったと思います。
仏壇の引き出しを何気なく開けてみたことがあります。
何の目的もなく。
そこで、お経の本を見つけたのです。
葬式や法事の経験も無かったけれども、知識として宗教のことは知っていました。
「高野山真言宗経本」という題名だったと思います。
解説らしきことが書いてありましたが、意味は全く理解できませんでした。
しかし、真言宗というのは密教であり、「俺の家は、すごい宗教なのかもしれない」と思った記憶があります。
その記憶が、学生時代に蘇り、それ以来45年間のライフワークの一つになってしまったのかなと、今更ながら感じています。
思えば、自分の人生は、それがテーマだったのかも。
キーワードは『覚醒』。
人生の終わりを意識している今だからこそ、そのテーマを更に追求しておくべきかと、考えています。